24 3月

「私にとって『障碍者とはなにか』の問いこそが、『人間とはなにか』を問う原点」

我が人生の歳月の流れのはやさを感じる時が多々ある。それは大阪府堺市に引っ越して、ある関係機関での取り組むに区切りがついて、精神障碍者との出会いがある間、ちょうど、私自身が人生の転換期の時期で今後の人生のありようで悩んでいた。
そんな中で精神に関係する市民活動家的な役割をしている方との出会いがあり、S氏に出会う機会が与えられた。それが1998年頃だったと記憶する。
それがきっかけとなり、本格的な取り組みが1999年10月無認可作業所としてはじまった。それは、精神障碍害者(発達障碍者・うつ症状からうつ病などを含め)と位置づけられた人達が、私とその人生を引き寄せる強いエネルギー源があったことは間違いない。その時に精神の世界に生きる人達の現実的なテーマが与えられた。それは、私の在日として生きる人生の現実的テーマと一致するだけではなく、私の人生を変えることになった。これは、「個」として私にとって避けて通ることのできない「人間とはなにか」という困難極まりないテーマが添えられていた。
よく考えてみれば、幼少期から今という瞬時を越えて継続的テーマとなる。この生きるにとても大切な現実的なテーマを与えて下さった人達に謝の心を添えたい。なぜならば、彼女ら、彼らこそが私の人生の意味・目的・目標を与えてくれた存在であるからである。
迷える羊を導いてくれたあなたがたは私の救い主である。加えて、あなたがたこそ神の創造された人間存在であると証したい。